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ジムで何を履く?結論は「ベアフット」
ジム用の靴に迷ったら、まず「ベアフット(裸足感覚)」を軸に考えてください。
理由はシンプルです。まっすぐ立つ姿勢は、かかとが不必要に高くないこと(ゼロドロップ)と、薄いソールで地面を感じられることで作りやすくなるから。
私はふだん、以下の3種類を使い分けています。
※ALTRAで足をつくった後、より裸足感覚に近づけて足の機能を呼び戻したい方にオススメ
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Vibram FiveFingers(ビブラム ファイブフィンガーズ):5本指タイプ。足指を独立して使う練習に最適。
関連URL:https://www.barefootinc.jp/ -
TESLAのミニマルシューズ→Vivobarefoot:極薄・超軽量で旅先にも。
ラジオ収録時の2019年当時は、TESLAをオススメしてましたが2025年現在はVivobarefootを紹介
仲野整體東京青山に、より近づきお店が移転しましたので、来院の後にでもチェックしに行ってみてください。
関連URL:Vivobarefoot Japan OFFICIAL https://vivobarefoot.co.jp/
ジム用のシューズ:モータスストレングス関連で数種類あります。 -
Skinners(スキナーズ):靴下タイプ。ホテルや屋内ジム、講演時の移動にも重宝。
関連URL:https://amzn.to/4pUmKS6
どれも共通してかかとが上がらない=“地面と平行”に立てること、そして薄底で足裏の感覚が戻ることがポイントです。
ベアフットがもたらす変化
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足指が働く:靴下や厚底で眠っていた足底筋(足の裏の細かな筋群)にスイッチが入る。
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着地が整う:縄跳びのような**「体の真下でのミッドフット着地」**を身につけやすい。
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歩行時間が伸びる:足が“本来の使い方”を思い出し、ラクに長く動ける。
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見た目にも効く:足指〜足首が使えると、余計なむくみ・力みが減り、足首も締まって見える。
足には3つのアーチ(内側縦・外側縦・横)があり、真下着地はこの“サスペンション”を生かす合理的な動きです。
私の“ベアフット3足”使い分け
1) Vibram FiveFingers
関連URL:https://www.barefootinc.jp/
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用途:ジムのトレーニング全般、足指トレーニング
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長所:5本指で指先の分離・把持ができる/薄くて軽い
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注意:砂利などの路面衝撃はダイレクト。サイズは足長+0.7〜1.0cm目安、モデルにより“レギュラー/やや細め”があるため店頭試着や交換可の購入先推奨。
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靴下:5本指ソックス必須 or 素足
2) TESLA ミニマル 注)2025年現在はVivobarefootを紹介
関連URL:Vivobarefoot Japan OFFICIAL https://vivobarefoot.co.jp/
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用途:街歩き〜軽いジョグ、出張・旅行の“持ち運び用”
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長所:とにかく薄い・軽い・かかとを踏んで携行可。スーツケース1cmの隙間にも入る。
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注意:つま先に余裕少なめなので**+1.0cm目安**で。長距離の路面ランは衝撃が強いので短時間の“フォーム練習”向き。
3) Skinners(靴下シューズ)
関連URL:https://amzn.to/4pUmKS6
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用途:屋内ジム、トレッドミル、講演移動、芝生遊び
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長所:靴下なのに耐久ソール。荷物を極限まで減らせる。
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注意:保護力は最低限。屋外アスファルト長時間や粗い路面は不向き。芝生や室内が快適。
安全な始め方(失敗しない移行プラン)
ベアフットは**“足の筋トレ”です。最初は驚くほど疲れます。
以下の「30分ルール」**で徐々に慣らしてください。
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初日〜1週間:連続30分まで。筋肉痛が残る日は休む。
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2〜3週間目:45〜60分へ。トレッドミルは路面より“柔らかい”ので好相性。
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4週間以降:体調を見て漸増。痛み(ズキッ)は中止サイン、だるさは許容。
フォームは**「真下着地」**。前足部で突っ込んだり、かかとブレーキになったら即“歩きに切り替え”。
こんな人に向いています
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ジムでの姿勢を整えたい人:スクワット・デッドリフトなどで足圧の感覚を上げたい
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足指が固い/土踏まずがつぶれがち:足のアーチを“使い直す”練習が必要
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出張・旅行が多い人:軽量・省スペースで運動習慣を途切れさせない
よくある質問
Q. ラン初心者もいきなりベアフットで走ってOK?
A. 短時間のドリル(5〜10分)から。痛みが出たら即やめる。本番用はクッション靴、練習の“質”づくりに薄底という使い分けが安全です。
Q. サイズ選びが難しい…
A. FiveFingersは足長+0.7〜1.0cmが目安。モデル幅が異なるので店頭試着 or 交換可の購入先を。TESLAは**+1.0cm**寄りが無難。
Q. どれを1足だけ買うなら?
A. ジム中心ならFiveFingers。携行性と汎用性重視ならTESLA。屋内ジム・トレッドミルや講演移動が多いならSkinners。
まとめ:足を取り戻すと、姿勢が変わる
靴は道具です。かかとが上がらず、薄く、地面を感じられる——この条件がそろうと、**“体の真下で着地”**という理想に近づきます。
ベアフットは派手さはありませんが、短時間でも“質の高い練習”ができます。まずは30分ルールから、足の可能性を取り戻していきましょう。
型・柔軟性・既往歴によって最適解は変わります。
身体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
診療ご希望の方へ
もしも今の対策に不安がある方、
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