第510回 椅子の高さを1cm変えるだけで体が変わる|デスクワーク姿勢改善の基本

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。

椅子の高さを1cm変えるだけで、体は変わる

同じ姿勢を続けないことが、デスクワーク時代の体を守るコツ

こんにちは。
姿勢治療家の仲野孝明です。

今回は、見落とされがちですが、実は体に大きな影響を与える「椅子の高さ」についてお話しします。

多くの方が、椅子は一度合わせたらそのままでいいと思っています。
ですが実際は、椅子の高さがたった1cm違うだけでも、股関節の角度や骨盤の立ち方、背中の伸び方まで変わります。

そして、もっと大事なのは、ずっと同じ高さで座り続けないことです。


椅子の高さは、固定しないほうがいい

「椅子の高さは、頻繁に変えてもいいのでしょうか?」

これはとてもいい質問です。
答えは、むしろ頻繁に動かしたほうがいいです。

私自身、仕事中や収録中でも椅子の高さを変えることがあります。

椅子を少し高くすると、股関節の角度が変わり、骨盤を立てやすくなります。
逆に少し低くすると、足にかかるバランスが変わります。

つまり、椅子の高さを変えるだけで、体にかかる負担の場所も変わるのです。

人間の体は、ずっと同じ位置に居続けるようにはできていません。
だからこそ、左右、前後、上下に少しずつ変化をつけながら座ることが大切です。


同じ姿勢を続けると、体は固まる

長時間座ったあとに立ち上がって、

  • 腰が伸びにくい

  • すぐに動き出せない

  • 体が固まった感じがする

こうした感覚がある方は多いと思います。

これは、同じ姿勢を長く続けたことで、体の組織がその形に固まりすぎているサインです。

座っている時間そのものだけが問題なのではありません。
「変わらないこと」が問題なのです。

机の高さを調整する方はいても、椅子の高さまで気にしている方は意外と少ないです。
ですが、机だけでなく椅子も一緒に調整すると、股関節が楽になり、背中の伸び方もかなり変わります。


高さ調整ができない椅子でも工夫できる

「自宅や職場の椅子は高さが変えられない」

そういう方もいると思います。
その場合は、お尻の下にタオルを入れるだけでも十分変化が出ます。

ほんの少し高さが変わるだけでも、座り心地や腰の伸びやすさは変わります。

特別な道具がなくてもできます。
まずは身近なもので調整してみることです。

これは車の運転中も同じです。
私は運転中でも、シートポジションや背もたれの角度をこまめに変えることがあります。

長時間同じ姿勢でいることを前提にしない。
この発想が、体を守る上ではとても重要です。


AI時代は、ますます座りっぱなしになりやすい

最近は、AIを使って仕事をする時間がかなり増えました。
私自身も、複数のAIを同時に使いながら、文章を作ったり、指示を出したり、考えを整理したりしています。

そうすると、あっという間に時間が過ぎます。
気づけば、1時間に1回やろうと思っていた背伸びすら忘れてしまうことがあります。

それくらい、今のデスクワークは没頭しやすい。
しかもAIを使うと、以前なら外注で何十万円もかかりそうな作業が、自分で数時間でできてしまうこともあります。

便利です。
でもその分、体を置き去りにしやすい時代でもあります。

だからこそ、作業効率だけでなく、作業中の姿勢環境を最初に整える必要があります。


モニターの高さも、仕事の質を左右する

デスクワーク環境では、椅子だけでなく、モニターの位置も重要です。

モニターが低いと、頭が前に落ちやすくなり、首や背中、腰への負担が増えます。
最初にモニターを高い位置へセットしておくだけで、体の使い方はかなり変わります。

ところが職場では、
「そういう環境を整えるのはベテラン社員だけ」
みたいな空気があることもあります。

でも本当は逆です。
新人こそ、最初から正しい環境が必要です。

悪い姿勢のまま何年も仕事を続けてから直すより、最初から負担の少ない環境で働くほうがいいに決まっています。

これは個人の問題ではなく、職場全体で考えるべきことです。


AIを使うなら、「立って始める」がコツ

AIは、今やただの道具ではありません。
私にとっては、怒らない事業パートナーのような存在です。

何度同じことを聞いても、文句を言わず、丁寧に返してくれる。
だからこそ、つい作業が止まらなくなります。

そんな時におすすめなのが、まず立って始めることです。

立った状態で作業を始める。
少し疲れてきたら座る。
そして「もう少しで終わらせよう」と意識する。

この流れのほうが、最初からだらっと座り込むより、体への負担を減らしやすいです。


椅子の「真ん中」の高さを試してみる

高すぎる、低すぎる、ではなく、中間の高さを試してみるのもおすすめです。

椅子を真ん中くらいの高さにすると、股関節が自然に下がり、骨盤の真下に足がきやすくなります。
すると、体が「くの字」に近い形になり、腰が伸びやすく、座りやすくなります。

この位置は、やってみると意外と楽です。
ずっと同じ設定にしている方ほど、試す価値があります。


まずは1cm、椅子の高さを変えてみてください

体を変えるために、何か大きなことを始める必要はありません。

まずは、

  • 椅子の高さを1cm変える

  • タオルを1枚入れてみる

  • 背もたれの角度を少し変える

  • 立って作業を始めてみる

そのくらいで十分です。

大事なのは、同じ姿勢に留まり続けないことです。

仕事で椅子を使う方は、できれば上下する椅子を選ぶ。
難しい場合は、タオルなどで調整する。
そして、座る位置や高さを少しずつ変えながら、自分の体に合うポイントを探していく。

たった1cmの違いでも、体は変わります。
毎日使う椅子だからこそ、そこを見直す価値があります。

まずは今日、いつもの椅子の高さを少しだけ変えるところから始めてみてください。

体を見直す時間は、人生を見直す時間です。

 

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投稿者プロフィール

仲野 孝明
仲野 孝明
姿勢治療家Ⓡ 創設者
【姿勢が変わると、人生が変わる。】
Your Posture makes Your Life.
可能性を最大限に引き出します。

仲野孝明公式ブログにて役立ち健康情報や姿勢が人生にもたらす影響
正しい姿勢があれば何でもできるとモットーに挑戦している事など
アップしています。是非閲覧して頂けると嬉しいです!!

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