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ネアンデルタール人から学ぶ姿勢と身体の原点|ドイツ・スイス・フランスで感じた人類の進化と現代人の退化
こんにちは。
姿勢治療家®の仲野孝明です。
今回は、以前UTMB CCCに出場する前に立ち寄った、ドイツでの学びについてお話しします。
大会のためにヨーロッパへ行ったのですが、実はその前に、昔から行きたかった場所がありました。
それが、ドイツにある
ネアンデルタール博物館
です。
ネアンデルタール人は、ドイツのネアンデルタール渓谷で発見された古代人類です。
私は以前から、人類の進化と姿勢、そして現代人の身体の退化について関心がありました。
セミナーでもよく、
「人類の進化の歴史と、現代人の退化の歴史」
について話しています。
だからこそ、人類の歴史を身体の視点から見られる場所には、強い興味がありました。
人類の勉強は、姿勢の勉強でもある
ネアンデルタール博物館では、ネアンデルタール人だけでなく、人類の進化の流れが展示されていました。
約700万年前から続く人類の歴史。
猿人と人間の間にいたような存在。
時代ごとに変化してきた骨格。
顎の大きさ。
背骨。
股関節。
足の骨。
復元された模型を見ながら、改めて感じたことがあります。
人類の勉強は、姿勢の勉強でもある。
現代人の身体は、突然今の形になったわけではありません。
長い年月をかけて、歩き、走り、狩りをし、自然の中で生き抜くために進化してきました。
私たちの身体には、その歴史が刻まれています。
ネアンデルタール人の骨格から見えた「強い身体」
展示されていたネアンデルタール人の骨格や復元模型を見ると、非常に印象的でした。
骨が太い。
身体が分厚い。
足がしっかりしている。
股関節周辺も力強い。
身長はそれほど高くないけれど、全体的に頑丈な身体つき。
現代人と比べると、明らかに「生きるための身体」という印象を受けました。
寒い環境で生き抜く。
自然の中を移動する。
自分の足で行動する。
食べ物を得るために身体を使う。
そのような暮らしの中で、骨格も筋肉も鍛えられていたのだと思います。
一方で、現代人はどうでしょうか。
移動は車や電車。
仕事は長時間のデスクワーク。
座っている時間が長い。
スマートフォンで頭が前に出る。
歩く距離が減る。
しゃがむ、登る、走る、運ぶといった動作が減る。
便利になった分、身体を使う機会は確実に減っています。
現代人は進化しているのか、退化しているのか
人類は進化してきました。
しかし、身体の使い方という点では、現代人はむしろ退化している部分があるのではないかと感じます。
昔の人類は、自然の中で身体を使うことが当たり前でした。
歩く。
走る。
登る。
しゃがむ。
運ぶ。
狩る。
逃げる。
集団で移動する。
そのすべてが、生きるために必要な動作でした。
しかし現代では、それらの動作をしなくても生活できます。
便利な社会は素晴らしいものです。
でも、身体を使わなくても生活できる社会は、身体にとっては危険でもあります。
本来動くために作られている身体を動かさない。
これが、腰痛、肩こり、膝痛、疲れやすさ、姿勢の崩れにつながっているのではないかと、改めて感じました。
ドイツの森を走って感じた、自然と身体の近さ
ネアンデルタール博物館を訪れた後、ドイツに住む友人と一緒に、森の中を10kmほど走りました。
ドイツの山は、日本の山のように高く険しいというより、低い森が広がっている印象でした。
公園の中には自然がたくさんあり、走っている人、散歩している人、そして乗馬をしている人までいました。
トレイルランニングで走っている横を、普通に馬が通る。
これは日本ではなかなか見られない光景です。
自然と人間の距離が近い。
身体を動かすことが、生活の中に自然にある。
公園の面積も広く、時間の流れもゆったりしている。
東京にいると、どうしても効率やスピードを求めがちです。
でも、ドイツの森を走っていると、身体が本来持っているリズムを思い出すような感覚がありました。
公園・乗馬・動物園。文化が違うと身体の使い方も変わる
ドイツの公園で面白かったのは、自然と動物と人が共存している空間でした。
鹿がいる。
牛がいる。
そして、イノシシまでいる。
日本ではイノシシというと、害獣として見られることも多いですが、そこでは公園の一部として存在していました。
国が違えば、自然との付き合い方も変わります。
自然との距離が近ければ、身体の使い方も変わります。
歩く道。
走る道。
馬が通る道。
子どもが遊ぶ場所。
動物を見る場所。
こうした環境があることで、人は自然と身体を使うようになります。
健康は、個人の努力だけで作られるものではありません。
街の作り方。
公園のあり方。
歩きやすさ。
走りやすさ。
自然との距離。
こうした環境も、人の身体に大きく影響します。
スイス・フランスで感じた、山岳観光の上手さ
その後、デュッセルドルフからジュネーブへ移動し、スイスからフランスのシャモニーへ入りました。
シャモニー周辺の山は、本当に圧倒的でした。
3000m、4000m級の山に、ロープウェイで一気に上がることができます。
富士山より高い場所へ、20分ほどで上がれてしまう。
しかも、山頂付近には展望施設があり、ガラス張りの撮影スポットもあり、足の悪い方や年配の方でも景色を楽しめるように工夫されています。
一方で、そこから先は本格的な雪山登山の世界です。
アイゼンを履き、ロープを持ち、本格的な装備で山に入っていく人たちもいます。
観光で楽しむ人。
登山で挑戦する人。
年齢や体力に関係なく景色を味わう人。
それぞれが同じ場所で共存している。
これは、とても上手な観光の作り方だと感じました。
「登れる人だけが山を楽しむ」のではない
山は、本来とても魅力的な場所です。
でも、体力がある人だけが楽しめるものになってしまうと、関われる人が限られます。
シャモニーで感じたのは、
山を多くの人に開く設計
でした。
歩ける人は歩く。
登れる人は登る。
景色を見たい人はロープウェイで上がる。
高齢者も、足に不安がある人も、山の景色を楽しめる。
これは、これからの日本にも必要な視点ではないかと思いました。
自然を守りながら、身体を動かす機会を作る。
無理なく参加できる入口を作る。
でも本格的に挑戦したい人には、その先も用意する。
健康づくりも同じです。
最初から走れなくてもいい。
まずは歩く。
少し小走りする。
身体の使い方を覚える。
そこから山や旅へ広げていく。
人間本来の動きを、無理なく生活に戻していくことが大切です。
デカトロンで感じた、スポーツを始めるハードルの低さ
ドイツでは、デカトロンというスポーツショップにも行きました。
デカトロンは、スポーツ用品のユニクロのような存在です。
高品質で、価格がとても手頃。
キャンプ用品、登山用品、ランニング用品、自転車、ヨガ、テニス、サップなど、幅広いスポーツ用品が揃っています。
子どもの水着が数百円で売られていたり、初心者でも始めやすい価格帯の道具がたくさんありました。
これはとても大事なことです。
スポーツ用品が高すぎると、始める前に諦めてしまう人が増えます。
でも、手頃な価格で道具が揃えば、
「ちょっとやってみようかな」
と思える人が増えます。
運動を始める入口を低くする。
これは、健康な社会を作る上でとても重要です。
ケルン大聖堂で感じた、時間をかけて残るもの
ドイツでは、ケルン大聖堂にも行きました。
圧倒的な高さ。
美しいステンドグラス。
細部まで作り込まれた床や装飾。
長い時間をかけて作られ、戦争の時代を越えて残っている建築物です。
その空間に立つと、時間の密度を感じます。
便利で早いものが求められる現代ですが、本当に価値のあるものは、時間をかけて積み重ねられていくのだと思います。
身体も同じです。
一瞬で良くなる魔法はありません。
日々の姿勢。
日々の歩き方。
日々の身体の使い方。
日々の積み重ね。
それが、10年後、20年後の身体を作ります。
旅は、身体の見方を広げてくれる
今回、UTMB CCCに参加するだけでなく、ドイツ、スイス、フランスを少し巡ることで、多くの学びがありました。
ネアンデルタール博物館で人類の進化を学び、
ドイツの森で自然と身体の近さを感じ、
シャモニーで山岳観光の可能性を見て、
デカトロンで運動の入口の作り方を考え、
ケルン大聖堂で時間をかけて残るものの力を感じました。
旅は、ただの移動ではありません。
自分の常識を広げる時間です。
そして、身体の見方を広げる時間でもあります。
まとめ|人間の身体は、自然の中で動くように作られている
ネアンデルタール人の骨格を見て、改めて感じました。
人間の身体は、動くために作られています。
歩く。
走る。
登る。
しゃがむ。
運ぶ。
自然の中で移動する。
それが、本来の人間の身体です。
現代社会は便利になりました。
でも、その便利さの中で、私たちは身体を使う機会を失いつつあります。
だからこそ、意識して身体を動かすことが必要です。
特別な運動でなくてもいい。
まずは歩く。
姿勢を整える。
背骨を動かす。
股関節を使う。
自然の中を歩いてみる。
旅の中に小走りを入れてみる。
人間本来の身体の使い方を、少しずつ取り戻していく。
それが、これからの健康にとって大切な視点だと思います。
体を見直す時間は、人生を見直す時間である。
姿勢治療家®
仲野孝明
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投稿者プロフィール

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姿勢治療家Ⓡ 創設者
【姿勢が変わると、人生が変わる。】
Your Posture makes Your Life.
可能性を最大限に引き出します。
仲野孝明公式ブログにて役立ち健康情報や姿勢が人生にもたらす影響
正しい姿勢があれば何でもできるとモットーに挑戦している事など
アップしています。是非閲覧して頂けると嬉しいです!!
仲野孝明公式ブログ↓↓↓
http://takaakinakano.com/
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