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【専門家が解説】変形性股関節症でも、歩く喜びを取り戻せる可能性はある
こんにちは。
姿勢治療家®の仲野孝明です。
今回は、リスナーの方からいただいた「お母様の変形性股関節症」に関するご相談に、じっくりお答えしました。
「変形性股関節症は、エクササイズや生活習慣の改善でまた歩けるようになるのでしょうか?」
これは、多くの方が抱える非常に切実なテーマです。
実際に私の臨床でも、手術をしていない段階でも歩行がつらくなる方や、逆に手術後に動かしづらくなってしまった方に、日々対応しています。
変形性股関節症とは? 〜人体最大の関節に起こる変化〜
股関節は、骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ、人体で最も大きな関節です。
この関節は前後・左右・回旋と、非常に大きな可動域を持っているのが特徴です。
しかしこの「よく動く関節」であるがゆえに、使い方を誤ると変形や摩耗が進みやすく、
それによって可動域が減少し、動作時の痛みが出るようになります。
とくに足を前に出す、横に上げる、階段を登る、といった動作で痛みを感じ始めたら要注意です。
エクササイズを続けても改善しない? その前に知っておいてほしいこと
ご質問をくださった方のお母様は、2年前に変形性股関節症と診断され、手術適応ではないものの、
● 朝のエクササイズを毎日続けている
● 歩くと痛みが出る
● 外出が減り、楽しみだった旅行も難しくなった
という状況にあります。
このように「努力しているのに良くならない」と感じる方も多いのですが、
大切なのは“悪化を防げているか”という視点です。
変形性股関節症では、「良くなる」よりも先に、「悪くならない」ことを第一に考えるべきです。
今の努力が、進行を食い止める大きな力になっている可能性があります。
エクササイズは一生の習慣に。目的は“稼働範囲のキープ”
股関節の可動域は、放っておくと確実に狭くなっていきます。
ですので、日々のエクササイズは「痛みの予防薬」として継続することが重要です。
毎朝の習慣が「全く効果がない」と感じるのではなく、
「今の状態を保てていることが素晴らしい」と評価してあげてください。
良い治療と出会うには? 保険診療と自費診療の違い
現在オステオパシー治療を受けられているとのことですが、保険診療ではどうしても対応時間が限られがちです。
症状の根本改善や、よりよい生活動作指導を求めるなら、自費診療で時間をかけて丁寧に見てもらうことも一つの選択肢です。
たとえば仲野整體東京青山では、
・今の動き方に合ったリハビリ方法
・間違った身体の使い方の修正
・生活動作のアドバイス(歩き方や荷物の持ち方など)
を、個別にカスタマイズしてご提案しています。
自分の体と対話することが改善の第一歩
最も大切なのは「日々の体の声を聞く」ことです。
● エクササイズをしたあとに楽になるか
● どんな動作で痛みが出るか
これを観察するだけでも、あなたに合ったリハビリが見つかる大きなヒントになります。
自分の体の扱い方を理解し、コントロールできるようになること。
それこそが、症状を抑え、楽しく動ける未来への鍵になります。
最後に:手術は「最終手段」であってゴールではありません
仮に将来、手術が必要になったとしても、それを1年でも5年でも先延ばしにできる努力には価値があります。
材料や技術も日々進化しています。
“今できることを続ける”ことが、未来の自分への最高のプレゼントです。
診療ご希望の方へ
もしも今の対策に不安がある方、
もっと専門的に自分の体を見直したいという方は、
ぜひ【仲野整體東京青山】までご相談ください。
仲野整體東京青山サイトはこちら |
「体を見直す時間は、人生を見直す時間」
あなたの一歩が、未来を変えるはじまりです。
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第107回変形性股関節症について
投稿者プロフィール

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姿勢治療家Ⓡ 創設者
【姿勢が変わると、人生が変わる。】
Your Posture makes Your Life.
可能性を最大限に引き出します。
仲野孝明公式ブログにて役立ち健康情報や姿勢が人生にもたらす影響
正しい姿勢があれば何でもできるとモットーに挑戦している事など
アップしています。是非閲覧して頂けると嬉しいです!!
仲野孝明公式ブログ↓↓↓
http://takaakinakano.com/