荷物を持ち上げるたびに不安だった腰―客室乗務員の体が変わった理由

正しい動作で“痛み予防”を仕事に活かす

こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。

今回は、ある客室乗務員の方との診療エピソードをご紹介します。
日々の業務で10キロ近い荷物を何十回も持ち上げ、体への負担を感じながらも、「どうにか持ち上げるしかない…」そんな日常を送っていた方です。

◆ 荷物を持ち上げるたびに「ピリッ」とくる腰の不安

「最近、国内線のフライトが増えて、荷物の上げ下げが本当に大変なんです」

こうおっしゃって来院されたのは、現役のCA(客室乗務員)さん。
国際線では長距離が中心でしたが、最近は1日に2~3往復する国内便が続き、離着陸ごとの荷物の上げ下げや、動作の繰り返しが体に影響を与えていたとのこと。

特に負担を感じていたのは「右の太もも裏」と「腰の奥のピリピリ感」でした。


◆ その原因は、「動作のクセ」と「姿勢のズレ」

荷物を持ち上げる姿勢を実際に再現してもらいながらチェックすると、こんなクセが見えてきました。

  • 毎回右足を前に出してしゃがむ

  • スーツケースの取っ手だけを持ち、体幹を使わず腕で持ち上げている

  • 背骨のラインが崩れ、腰に負担が集中

このような動きが繰り返されると、特定の筋肉ばかりが疲労し、やがて「痛み」や「しびれ」として現れてきます。


◆ 正しい動作は「筋トレ」と同じ。使うのは“お尻とお腹”

持ち上げる動作をひとつずつ見直し、ポイントを意識してもらいました。

  • 股関節から曲げる

  • 背骨は一直線に保つ

  • 息を吐きながらお腹を締める

  • お尻で踏み込む

  • 手ではなく“下半身全体”で荷物を持ち上げる

ケトルベルを使った動きの練習も取り入れ、スーツケースの実際の持ち上げ方に近い動作でトレーニングしました。

すると、「えっ!?こんなに軽く感じるなんて!」と驚きの声が。


◆ 腰を痛めた同僚が悩む現実。そして、自分ができること

「同僚が腰を痛めて2年間も休職していて…」
「もうこの仕事を続けられないかもしれないって言ってたんです」

そう話す彼女の表情には、強い危機感がにじんでいました。

コルセットで一時的に支えるのではなく、「根本から体の使い方を変える」ことが必要です。
今回のセッションを通じて、自分の動作がどう体に影響するかを深く理解し、「仕事を続けるために、もっと学びたい」と前向きな姿勢に変わっていったのが印象的でした。


◆ 一生ものの“正しい使い方”を身につけよう

体は、毎日の動作の積み重ねでできています。
仕事の中で起きる“なんとなくの違和感”を放置してはいけません。
痛くなる前に、動きを見直し、正しい体の使い方を身につけることで、10年後、20年後の健康を守ることができます。

仲野整體東京青山では、職業に応じた動作改善のサポートを行っています。
「腰に不安がある」「繰り返す違和感が気になる」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・ご相談はこちらから。

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