姿勢を悪くするNG習慣10選|背伸び体操しても崩れる人へ

姿勢を悪くするNG習慣10選|背伸びしても崩れる人が見直すべき日常動作

こんにちは。
姿勢治療家の仲野孝明です。

「背伸びをすると姿勢が整う」という話は、これまで何度もお伝えしてきました。
実際、背伸びはとてもシンプルで効果的な方法です。

ですが、ここで大事なことがあります。

どれだけ背伸びをしても、日常の中に“姿勢を崩す習慣”が残っていると、体はまた元に戻ってしまうということです。

つまり、姿勢を良くしたいなら、良いことを足すだけでなく、悪くなる習慣を減らすことも必要です。

今回は、姿勢治療家仲野孝明著書『長く健康でいたければ背伸びをしなさい』でもご紹介した
「姿勢のために絶対してはいけない10の習慣」を、今の視点でわかりやすく解説します。

「これ、無意識でやっているかも……」というものがあれば、そこが改善のスタートです。


姿勢を悪くするNG習慣10選

まずは一覧です。

  1. あぐらをかいて座る

  2. 座椅子を用いる

  3. お尻のポケットにスマホや財布を入れる

  4. 足を組んで座る

  5. 飛行機や新幹線で座席を倒す

  6. 車に長時間乗る

  7. 枕を背もたれにして本を読む

  8. 足に合わない靴で歩く

  9. いつも同じ方にカバンをかける

  10. 椅子に浅く座ってもたれる

では、ひとつずつ見ていきます。


1.あぐらをかいて座る

あぐらそのものが、必ずしも悪いわけではありません。
問題は、お腹に力が入らず、骨盤が寝た状態であぐらをかくことです。

この状態になると、腰が丸まり、背中がボコボコと出たような姿勢になります。
座骨が立たず、骨盤が後ろに倒れてしまうため、腰への負担が大きくなります。

対策

  • 座骨を立てて座る

  • 骨盤を起こす

  • お尻の下に折った座布団やクッションを入れる

あぐらをかくなら、骨盤が立つ環境を作ることが大前提です。


2.座椅子を用いる

座椅子は一見ラクそうですが、実は姿勢の面ではかなり要注意です。

なぜなら、足を前に投げ出した形になりやすく、
骨盤が寝て、腰を曲げたまま長時間過ごしやすいからです。

この座り方は、立って背伸びをした時の体の状態とは真逆です。
つまり、せっかく整えた体を、また崩しやすい環境を自分で作ってしまうわけです。

対策

  • 座椅子はできれば使わない

  • 使うなら背もたれとしてではなく、お尻の下に敷いて骨盤を立てる補助に使う

座椅子は“ラク”に感じても、体にとってはラクとは限りません。ここ、なかなかの罠です。


3.お尻のポケットにスマホや財布を入れる

これは本当に多いです。
スマホは出しても、財布は入れたまま座ってしまう方がかなりいます。

特に厚みのある財布をお尻の下に入れたまま座ると、
骨盤の左右どちらかが持ち上がり、体にねじれや傾きが生まれます。

わずかな段差でも、毎日繰り返せば体はそれに順応していきます。
静かに、しかし着実に崩れる。体はそういう生き物です。

対策

  • 座る前に必ずポケットの中身を出す

  • 財布はカバンへ

  • スマホもできれば後ろポケットに入れっぱなしにしない

座る時はポケットを空にする。
これだけでも、骨盤への余計なストレスはかなり減らせます。


4.足を組んで座る

足を組むと、骨盤から体がねじれ、腰が後ろに曲がりやすくなります。
無意識に続けていると、左右差が固定されやすくなり、姿勢が崩れる原因になります。

足を組む方の多くは、すでにそのねじれた状態が“落ち着く姿勢”になっています。
つまり、崩れた状態に体が慣れてしまっているわけです。

対策

  • まずは「足を組んでいる自分」に気づく

  • 組みたくなったら、一度足を下ろして座り直す

  • 左右均等に体を使う意識を持つ

なお、足首のところで軽くクロスする程度なら問題ない場合もあります。
股関節が安定して、腰を起こしやすくなることもあります。

大事なのは、股関節から上がねじれていないかです。


5.飛行機や新幹線で座席を倒す

移動中は疲れるので、つい座席を倒したくなります。
ですが、浅く座ったままリクライニングすると、腰と背もたれの間に空間ができ、
腰が曲がったまま支えを失う状態になりやすいです。

これが長時間続くと、かなりしんどい。

対策

  • 深く座る

  • 骨盤を立てる

  • 姿勢を保ったまま、必要最小限だけ倒す

股関節から自然に倒れるならまだ良いのですが、
基本的には**「倒した方がラク」とは限らない**ということです。

むしろ、深く座って起こしていた方が楽な人も多いです。


6.車に長時間乗る

車のシートは、基本的にリラックス優先で作られています。
そのため、骨盤を起こして正しく座るという意味では、あまり理想的ではありません。

長時間の運転や同乗で、腰や背中が固まる方が多いのはこのためです。

対策

  • こまめに休憩を入れる

  • 降りたら背伸びをする

  • 腰の後ろを支えるサポートを使う

たとえば、腰の後ろを補助してくれるバケットタイプのサポート用品を使うと、かなり楽になることがあります。

車移動が多い方は、移動時間そのものが姿勢を崩す時間になっていないかを見直してみてください。


7.枕を背もたれにして本を読む

ベッドでリラックスしながら読書。
気持ちはよく分かります。ですが、この姿勢も要注意です。

枕を背もたれにして、首を前に倒したり反らしたりした状態が長く続くと、
首の靭帯や周辺組織に負担がかかりやすくなります。

「楽な姿勢」のつもりが、首にとっては全然楽ではない。
体の世界ではよくある話です。

対策

  • 読書は椅子に座って行う

  • 首が前に落ちすぎない位置に本を持つ

  • 長時間続けない

読書の姿勢が悪いと、首こり・肩こり・頭痛の原因にもつながります。


8.足に合わない靴で歩く

もともとはウエスタンブーツの話でしたが、今の時代ならもっと広く、
「自分の足に合わない靴で歩くこと」全般が問題です。

靴選びで大事なのは、デザインよりまずフィットです。

特に重要なのは、

  • 足の指の形に合っているか

  • かかとが浮かないか

  • 足の甲がしっかりフィットしているか

このあたりです。

ヒールがある靴でも、ただ高い・低いではなく、
自分の足に合っていて、ブレないことが大切です。

対策

  • 足の指の形に合う靴を選ぶ

  • かかとが浮かないものにする

  • 足の甲がしっかり止まるものを選ぶ

足元が不安定だと、そのブレは上に伝わります。
膝、股関節、腰、首まで巻き込む。靴はただの履き物ではなく、体の土台です。


9.いつも同じ方にカバンをかける

いつも同じ肩にカバンをかけていると、その側の肩が上がりやすくなります。
人間の体は、荷物が落ちないように反射的に持ち上げるからです。

その結果、肩の高さが変わり、首や背中の張りにつながります。

対策

  • 左右を意識して持ち替える

  • こまめに背伸びしてリセットする

  • リュックなど両肩で背負えるものを使う

片側ばかり使う癖は、地味ですが確実に体を歪ませます。
“ちょっとの偏り”の積み重ねを、体はごまかしてくれません。


10.椅子に浅く座ってもたれる

ここは少し誤解されやすいところです。

浅く座ること自体が悪いわけではありません。
問題なのは、浅く座ったまま背もたれにもたれ、腰が丸くなることです。

この座り方では、骨盤が起きず、腰が潰れやすくなります。

対策

  • 足裏をしっかり床につける

  • 骨盤を立てる

  • 浅く座るなら、自分で姿勢を保つ

つまり、
浅く座る+姿勢を正す=OK
浅く座る+もたれる=NG
ということです。


姿勢を整えるには「背伸び」だけでなく「崩す習慣を減らす」ことが大事

姿勢を改善したいと思うと、特別な運動やストレッチを探したくなる方が多いです。
もちろん、それも大切です。

ですが実際には、
毎日の何気ない座り方、持ち方、移動の仕方のほうが、はるかに体に影響しています。

だからこそ、

  • あぐらのかき方

  • 足の組み方

  • 財布の入れ方

  • カバンの持ち方

  • 椅子への座り方

こうした“普段のクセ”を見直すことが、姿勢改善の近道になります。

背伸びで整える。
そして、崩す習慣を減らす。
この両輪がそろって、体は変わっていきます。


まとめ|まずは1つ、自分のNG習慣に気づくことから

今回ご紹介した10の習慣の中に、思い当たるものはありましたか?

全部を一気に直そうとすると続きません。
まずはひとつで十分です。

たとえば、

  • 足を組まない

  • 財布を後ろポケットに入れない

  • カバンを左右で持ち替える

  • 深く座る

  • 座った後に背伸びをする

このくらいから始めるだけでも、体の反応は変わってきます。

姿勢は、気合いで良くするものではありません。
体が整いやすい使い方を、毎日の中で増やしていくことです。

身体を見直す時間は、人生を見直す時間です。

気になる不調や、姿勢のクセを根本から見直したい方は、診療でもご相談ください。


仲野整體東京青山で姿勢改善を考えている方へ

仲野整體東京青山では、
肩こり・腰痛・首の不調だけでなく、その背景にある体の使い方や日常習慣まで見直していきます。

「その場だけ楽になる」ではなく、
なぜ崩れるのか、どう使えば変わるのかを一緒に確認していきたい方に向いています。

日常動作から体を整えたい方は、お気軽にご相談ください。

診療ご希望の方

ぜひ【仲野整體東京青山】までご相談ください。

仲野整體東京青山サイトはこちら

📣 Podcastを聞き逃した方はこちらから
第149回 姿勢のために絶対にしてはいけない10のNG習慣

投稿者プロフィール

仲野 孝明
仲野 孝明
姿勢治療家Ⓡ 創設者
【姿勢が変わると、人生が変わる。】
Your Posture makes Your Life.
可能性を最大限に引き出します。

仲野孝明公式ブログにて役立ち健康情報や姿勢が人生にもたらす影響
正しい姿勢があれば何でもできるとモットーに挑戦している事など
アップしています。是非閲覧して頂けると嬉しいです!!

仲野孝明公式ブログ↓↓↓
http://takaakinakano.com/

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