調子が悪くなる前に、未然にどうするか対処方法を用意できるようになった。
3年前にぎっくり腰(急性腰痛)を発症してから、常に腰のギシギシ感がある状態。その後も何度かぎっくり腰になり、痛みがなくなってきたのを機に、ご自身の身体がどのような状態にあるのか確認される為に来院しました。
Kさん(48歳 女性 会社員)
お悩み | 右脚全体の痛み 腰痛 生理痛 |
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通院回数 | 集中治療期間 全10回 現在メンテナンスのため定期通院 |
- 治療の結果どういう結果を得られましたか?
- 胸を広げ、背中を伸ばして歩けるようになり姿勢がずいぶん改善され、デスクに座っているとき姿勢が悪いことに自分で気づいて修正できるようになった、毎日指導されたセルフメンテナンスをすことによつて、徐々に症状も改善され自分で姿勢を直していけることを勉強できた。
【臨床を振り返ってみて、浅川先生からの感想】
悪いからだの使い方が日常的に長く続いていた為に腰などを痛められていましたが、実は睡眠時間を確保できていないことが根本的な原因でした。
集中治療期間中でも何度か体調に波があり、腰の痛み、肩のコリを訴えている時は夜遅くまで起きている事が増えて、睡眠時間は3時間まで減っていました。色々なことに興味のある方で、夜に調べ物をすることが習慣になっていて、いつの間にか深夜2~3時になってしまう事もあったそうです。
まずは睡眠時間の確保が優先事項でした。帰宅時間を早め、調べ物時間を減らし、ご主人のサポートもあり、次第に睡眠の環境が整ってきました。姿勢をお伝えし始めた当初は、「坐骨がわからないの」「お腹の力が入るのが分かりづらくて」「ストレッチで伸びていのかどうか」と、からだの感覚が掴めないことがありましたが、現在では「歩いている時に背骨が回るのが分かる!」とからだの動きを実感されていました。
睡眠不足が続くことで、姿勢に対する注意力や「頑張って姿勢を保とう」とする余裕もなくなり、いつのまにか悪いからだの使い方になっていたようです。からだを回復させる基本は睡眠です。睡眠力の向上心が姿勢力向上のポイントでした。