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【鍼灸師6年目笹倉陽子先生の裏も表もない生の声】
私が治療家として歩んできた道と
今から目指す方や学生の方へのメッセージ
『学生の間に、臨床現場を経験することをおススメします』
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笹倉先生:
専門学校の2年生までは全くこの業界と関係ないところで仕事をし
鍼灸の夜間部の学生だったので日中は接骨院で働くようになりまし
仲野院長:
えっ何で辞めちゃったの!?
笹倉先生:
そこはオープンしたばかりで商店街にあったのですが柔道整復師2名、鍼灸あん摩マッサージ師1名、
給料はすごく良かったのですが。。。。
仲野院長:
どのくらいもらっていたの?
笹倉先生:
休憩入れて8時間くらいの勤務だったのですが、
仲野院長:
週何日働いていたの?
笹倉先生:
週5日で8:30頃出勤して、学校がある夕方まで働いて。
仲野院長:今でもその接骨院あるの?
笹倉先生:
商店街自体が改装工事になってしまった様なのでもうないかもしれません。
仲野院長:
この業界だと良い条件に入るのに何で一ケ月で辞めてしまったの?
笹倉先生:
同じ職場の鍼灸師の先生が糖尿病で、お昼ご飯がいつもりんご一つだけだったのが治療家としてどうなのかなと気になってしまい。。。。
仲野院長: えっ お昼時間ってちゃんと休憩あるんだよね。。。
笹倉先生: あります(笑)
ほかにも「
好きな所で受けて体験しておいで」と接骨院の院長に提案されまし
このまま体験して来てしまうと辞めにくくなると思い
その前にそこを退職しました。
仲野院長:
そのままいたらヘットスパの達人になっていたんだね。
なるほどね~それが一社目ね。。。
笹倉先生:
その経験があったので次を探す時に条件を絞ったら、ここ(
もう一社しかなかったので、
仲野院長:
そうかそうか その当時は、医道の日本(WEB版)
もう一つは面接行ったの?
笹倉先生:
仲野整体東京青山に先に面接に来て採用されたので、
仲野院長:
来た時に仲野整体東京青山はどこが良かったの?
笹倉先生:
その時、
なかなか自分がイメージしている所が見つからなくて。。。
「とりあえず体験してみますか?」と院長から言われた時は何も考
そこから専門学校を卒業して2年ほど仲野整体東京東京青山にいて
その間、東北の震災支援にスタッフ皆と行ったり、
仲野院長:四日市本院へ行って何か感じた?
笹倉先生:
いつも院長が話してくれていたのはこれか!と思いました。
問診してリエンダー(検査)して物療(鍼治療)と、
本院の患者さんは場所を移動しながら流れるように治療をうけてい
仲野院長:もう何年前になる?
笹倉先生:6年前になりますね。。。
仲野院長:そこから今となってまた印象変わった?
笹倉先生:
見学した時に四日市スタッフの方々とみんなで、本院の二階でご飯を食べさせて頂いた時に
誰からか質問がでてきて。。。。
「治療って何だと思う!?」と聞かれた時に、自分が答えたのは
「患者さんが来た時よりも笑顔で帰られる事だと思います」
と言ったのが今でも変わらないし、それが私の中で印象に残っています
仲野院長:
へーーーそうやって答えたんだ~、それ聞いて皆何か言っていた?
笹倉先生:「おぉ なるほど」と言われました(笑)
仲野院長:
笑顔で帰っていくことね!!それは確かに大事だよね!!
それから四日市から帰ってきてどうしたの?
笹倉先生:
東北の震災支援ボランティアに仲野整体東京青山のスタッフ皆で行
仲野院長:現地で実際にやってみてどうだった?どういう毎日だった?
笹倉先生:
私はまだ学校を卒業したばかりで何もできなかったので、戦力にならないな~と、ガッカリして帰ってきました。
仲野院長:
そこから2年くらいいて、次のところに移ったんだっけ?
その時はどう感じていた?
笹倉先生:
鍼をもっと勉強したいから鍼灸院で働いてみたいと思いました。
仲野院長:次のところで移ってどのくらい働いた?
笹倉先生:二年半です
仲野院長:二年半働いて、そこではどんな感じで鍼の勉強をしたの?
笹倉先生:
そこの鍼灸院では院長先生がオリジナルで、色々な鍼の治療パターンを決めていて
院長先生以外でも同じ治療が出来るようにという方針でした。
取穴の位置は若干変わりますが基本のパターンはこれとこれ、という治療でした。
仲野院長:
笹倉先生:一ヶ月後くらいです。
仲野院長:
笹倉先生:
最初は腰の方だけとか部位を絞って症状も急性ではなく慢性のケース、
それができるようになったら頸とか肩とか他の部位の治療、
それができるようになったら急性のケースという感じです。
仲野院長:
それじゃあ何故そこに勤務し続けなかったの?
笹倉先生:
もともと3年で辞めようと思っていました。
その前にそこの鍼灸院が経営難になってしまい、
「維持が難しいので辞めてくれる?」と
言われたので。
仲野院長:
当時言われる前にクビになるという雰囲気はしていたの?
笹倉先生:
その一年前からどんどん売り上げが下がっていたので。。。
仲野院長:
なんで売り上げが下がっていってしまったの?
笹倉先生:
一番の大きな理由として、その鍼灸院で20年くらい
働かれていた古株の先生が私と入れ替わりで辞められて、
その先生が担当されていた患者さんを院長先生と副院長先生が担当
次第に来院されなくなりました。
その時に、「
やっぱり技術だけではダメなんだ」と感じました。
仲野院長:
その古株の先生が持っていたものは何だと思う?
その先生とは笹倉先生お会いした事ないの?
笹倉先生:
その先生は体の不調があったり、年齢が60歳でフルタイムで働く
介護もあるという理由でお辞めになったそうです。
仲野院長:この業界にとってはもったいない話だよね。
笹倉先生:
もともと理学療法士をされていて治すことに限界を感じて
鍼灸の世界に入られた先生だったそうです。
仲野院長:
本当にもったいない。
笹倉先生もその鍼灸院で働いていた時、
昇降ベットを使うとか左右から鍼を打てる様にベッドのレイアウト
自分にあった職場環境にしないと、
環境を変えれなかったもんね。。。。
笹倉先生:
副院長先生に提案してみましたが「これがうちのやり方だから」
仲野院長:
もしかして ちゃんと昇降ベットにして体が使いやすい職場環境だったら、
体を悪くしないで もっと働いていたかもしれないね。。。。
それからどうしたの?
笹倉先生:鍼はある程度ですけど自分なりに学べたと思ったので
また仲野整体東京青山へ戻って勉強したいと思いました。
仲野院長:戻ってくるの嫌だって言われたらどうしようと思ったの?
笹倉先生:ダメだったらその時考えようと思っていました。
仲野院長:なるほどっ(笑)
仲野院長:2016年の3月末に戻ってきたんだよね
戻ってきてちょうど一年くらいになるけど
どうですか?何か変わった?
笹倉先生:当時と今では治療方法も全然違うので変わっていましたが、それまでに多くの患者さんと接した事とか鍼だけで治療をしていた時に感じていた事とか全部良い勉強になりました。
あと大きな視野で治療を見れるようになりました
仲野院長:今の笹倉先生の立場から当時の鍼灸学校に入った自分へ声掛けられるとしたらなんて言いますか?
笹倉先生:入学当時、すでに学校の先生から「
それが今に繋がったので良かったです。
それなので当時の私に伝えたい事はありませんが
学生で動きやすいうちに勉強会へ行ったり治療現場で働く事をおス
できれば3年生の時、
仲野院長:当時の自分に言うことないんだ~
想定外の返答でした(笑)
インタビューありがとうございました。
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職場を選ぶ時、そこで働いている先生達が一番元気か本当にイキイキと働いているか大切ですね
患者さんを治さなければならない治療家不健康では治せるものも治せないと思います。
この一人の鍼灸師のリアルな生の声がこれからこの業界を目指そうとしている方々に必要な時届く事を願っております
この職業は医療依存ではなく健康自立へと日本の行く末へ舵をとる 素晴らしい職業です。
ぜひ邁進していってください。
※このエピソードは笹倉先生の主観に基づくものです。 人によっては感じ方が違うと思いますご了承ください。
※すべての接骨院/鍼灸院が上記の通りではないので 誤解がありませんようよろしくお願いいたします
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