「ノートPC姿勢」を総点検しよう ――19歳でも壊れる腰、原因は“座り方”――

こんにちは。
姿勢治療家®︎ 仲野孝明です。

部署移動・席替え・進学・就職・リモート頻度の変化などで、仕事や学習環境がガラッと変わるタイミングがチャンスです!
この「環境が動く瞬間」に、ぜひ一度見直してほしいのが ノートパソコンの使い方 です。

結論から言います。

ノートPCを、そのまま机に置いて長時間作業するのは
「腰痛製造マシン」を自分でセットしているようなもの です。

ノートPCは「持ち運び優先」で作られている

ノートパソコンが本格的に普及しはじめたのは1980年代半ば。
設計思想は一貫してシンプルで、

「どこでも持ち歩けること」が最優先

です。

その結果どうなるか。

  • キーボードは狭い
     → 肩幅より内側で打つ → 肩甲骨が内側に寄り、背中が丸まる

  • 画面は低い
     → 覗き込むように見る → 首が前に出て、完全な猫背姿勢

大柄な男性ほどキーボードが体に合わず、
華奢な女性でも「画面が低すぎる問題」からは逃げられません。

背中・肩・首・腰に不調が出ている人の話を聞いていくと、
原因が「ノートPCの置き方・使い方」だった…というケースは本当に多いです。

まずやること①:モニターの高さを「目線の正面」まで上げる

改善のスタートは 画面の高さを変えること です。

  • 目線の真正面に、モニターの上端がくる高さ

  • 机の天板から 20〜30cmは持ち上げる のが目安

コピー用紙500枚の束(約5cm)なら、6冊分くらいの高さです。
本や箱で十分対応できます。

ただし、そのままだと…

  • キーボードが高くなりすぎて、肩がすくむ

  • 手首が反って、手や肘を痛める

そこで必須になるのが次のステップです。

まずやること②:外付けキーボード&マウスは「投資ではなく保険」

ノートPCを台に乗せるなら、
外付けキーボードとマウスはセットで用意してください。

  • キーボード:
     肘が90度前後、肩の力を抜いて打てる位置に

  • マウス:
     体の近く、肘を張らずに届く位置に

このレイアウトにするだけで、

  • 肩がすくまない

  • 首を前に出さずに画面が見える

  • 猫背のまま長時間固まる姿勢から解放される

という、かなり大きな変化が起こります。

「会社でこんなセッティングしてたら目立つかな…」
と不安になる方もいますが、実はPCメーカーの中の人たちは、
きちんと モニターを高く・キーボードを別に しています。

自分の体を守るために、堂々と「正しいレイアウト」を選んでください。

余裕があれば:外付けモニターを「正面1枚」置いてみる

ノートPCをサブにして、
外付けモニターを 真正面に1枚ドンッ と置くのもおすすめです。

  • 正面モニター:メイン作業

  • ノートPC画面:チャットや資料表示用のサブ

という形にすると、
「横を見続けて首がねじれたまま」も防げます。

※参考PC環境ブログ
会社でノートPCを購買している方々へ
https://takaakinakano.com/notepc-1/

※参考PC環境ブログ
【2025年使用中】姿勢治療家(R)_スタンディングデスク環境完全公開
https://takaakinakano.com/standing_desk_2022/

※参考youtube「姿勢の医学」再生リスト:疲れないデスクワークの方法
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcqvg24gPRtvuupps6nAGr8xBuFgM5o_D

デスクで使う前に、まず自分の姿勢を「リセット」する

環境を整えたら、次は 自分の体の使い方 です。

長時間のデスクワーク前に、
次の「姿勢リセット体操」を1〜2回だけでいいので入れてみてください。
※座って背伸び体操

  1. 手を前で組んで、手の甲を自分の方に向ける

  2. そのまま腕を前から上に、バンザイするように持ち上げる

  3. いちばん上まで来たら、「顔だけ」正面に戻して

  4. 手は上のまま、ぐーっと天井方向に伸びる
     → お腹がスッと細くなる位置を探す

  5. そのお腹の細さをキープしたまま、腕を下ろす

そうすると、自然に

  • 胸がひらき

  • 頭の位置が整い

  • 腰に負担をかけない「正面を向いた背骨」

が作られます。

ここから椅子に座る時のポイントはひとつだけ。

骨盤を寝かせない(丸めない)で座ること。

お尻の一番下の「ゴリゴリした骨(坐骨)」で座面を感じられていればOKです。

立って仕事ができるなら、それがベストスコア

人間にとって、 100点の姿勢は「立位」 です。

可能であれば、

  • スタンディングデスクを導入する

  • 手作りでもいいので「立ち作業ゾーン」を用意する

など、「ずっと座りっぱなし」から脱出できる工夫をしてみてください。

実際、19歳の学生でも、

  • ノートPCを低いまま

  • 骨盤を寝かせて

  • 猫背でレポートを書き続けた結果

腰痛・背中の痛みで動けなくなって来院するケースがあります。

年齢は関係ありません。
座り方が悪ければ、誰でも壊れます。

自分のため+まわりの誰かのために「環境」をシェアしてほしい

この4月、まずは自分のデスク環境を見直してください。
そして、できれば同僚や家族にも、こう伝えてもらえたら嬉しいです。

「ノートPC、そのまま机に置いて使うのは、体にとってかなり危険ですよ」

人は、自分の体の使い方を習ったことがありません。
知らないまま壊してしまっているだけです。

あなたが今日、環境を一つ変えることで、
将来の腰痛・肩こり・頭痛を一つ減らせるかもしれません。

新年度の「配置替え」のタイミングは、
人生の「体の使い方」をアップデートする絶好のチャンスです。

診療ご希望の方

ぜひ【仲野整體東京青山】までご相談ください。

仲野整體東京青山サイトはこちら

📣 Podcastを聞き逃した方はこちら
第138回 新生活スタート!まず姿勢のための環境整備を!

投稿者プロフィール

仲野 孝明
仲野 孝明
姿勢治療家Ⓡ 創設者
【姿勢が変わると、人生が変わる。】
Your Posture makes Your Life.
可能性を最大限に引き出します。

仲野孝明公式ブログにて役立ち健康情報や姿勢が人生にもたらす影響
正しい姿勢があれば何でもできるとモットーに挑戦している事など
アップしています。是非閲覧して頂けると嬉しいです!!

仲野孝明公式ブログ↓↓↓
http://takaakinakano.com/

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