目次
はじめに──「体の計器」を手に入れる
姿勢が変わると人生が変わる。姿勢治療家®の仲野孝明です。
近ごろ、自分で血糖値の変化を継続的に確認できる機器(CGM:Continuous Glucose Monitoring)が手に入りやすくなりました。今回、私自身が2週間装着して、食事・睡眠・飲酒・運動の影響を記録。体の中で起こっていることが視覚化できて、予想以上に学びが多かったので共有します。
※本記事は私の体験に基づく内容です。医療上の判断が必要な場合は必ず医師にご相談ください。
使ったものと基本の仕組み
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装着期間:14日間(腕に直径約2cmのセンサーを貼付)
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計測:リーダー(読み取り機)をかざして数値と直近グラフを取得
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データ遅延:実感として15〜30分ほど遅れて表示
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注意点:強くぶつけると外れる可能性。入浴時や着替えでの引っかかりに注意
実験で見えた「スパイク」──急上昇の犯人は誰だ?
1) 空腹時の甘味は“跳ねやすい”
もっとも上がったのは空腹時の和菓子(どら焼き)。私のケースでは174 mg/dLまで上昇。
通常は80〜140の範囲に収まることが多いので、空腹に甘味はスパイクの王道パターンでした。
2) 「食べ順」と「速度」は想像以上に効く
野菜→タンパク質→主食の順でゆっくり食べた時は上がりにくい。一方、**急いで食べる麺類(そば・うどん)**は上がりやすい傾向。
3) 白vs.茶色、精製度の違い
白いパン/白米は上昇が大きく、全粒粉パン/玄米寄りは緩やか。精製度の違いがグラフに素直に出ました。
4) 飲料・補給食の意外な顔
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コーラ:思ったほどは上がらず(個人差あり)
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スポーツドリンク(レース終盤に一気飲み):しっかり上昇
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マルトデキストリン:理論上はスパイクしにくいとされるが、私の体では上昇が確認できました
補給は「量」「タイミング」「運動強度」に左右されます。レースでは小分けに、前倒しが基本だと再確認。
生活習慣の影響──睡眠・飲酒が乱れをつくる
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睡眠不足や就寝前の遅い飲食では、夜間グラフが乱れやすい
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飲酒後の翌朝は安定度が下がる傾向
「寝ている間は緩やかに下がり、安定している」状態が理想。就寝3時間前以降は極力食べない、深酒は控えるなど、基本がやはり効きます。
運動の効き目──体は“下げる力”を持っている
運動をすると血糖値は下がる。これはグラフ上でも即実感できます。
上がる→動く→下がる→再び安定へ。**下げる能力(感受性)**を保つ意味でも、日々の運動は“最強の処方”。
江戸時代の養生書にも「食後は歩く」とある通り、現代でも食後10〜15分の散歩はシンプルで効果的。
今日からできる実践チェックリスト
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食べ始めは野菜から、よく噛んでゆっくり
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主食は量より質(精製度の低いものを選ぶ)
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空腹に甘味を避ける(甘味は食後の“デザート”へ)
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就寝3時間前はカロリーを入れない、飲酒は控えめに
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食後10〜15分の軽いウォーク
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週に合計150分を目安に有酸素運動(分割でOK)
こんな人は“見える化”の価値が高い
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40歳以上で体重が増えやすくなってきた
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家族に糖尿病の既往がある
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運動習慣が少ない/疲れやすいと感じる
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食べ方や睡眠での不調感を数値で確かめたい
医師に相談のうえ、検査やCGMの活用を検討してください。自己購入できる製品もありますが、体調や服薬状況により医療的判断が必要になる場合があります。
2週間の実験で分かった“本質”
体は常に調整しつづける賢いシステム。
数字で見えると、**自分の選択(食べ方・寝方・動き方)**がそのままグラフに反映され、行動が変わります。運転中にスピードメーターを意識するように、自分の体のメーター感覚が育つのが、最大の収穫でした。
姿勢治療家からのメッセージ
人生を見直す時間は、姿勢を見直す時間。
姿勢・呼吸・歩行を整え、血糖値の波を穏やかに。今日の一歩は、10年後のあなたの血管と脳を守ります。小さく始めて、淡々と続けましょう。
姿勢治療家® 仲野孝明
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第121回 1日の血糖値の変化を測ってみました
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