日本姿勢構造機構 理事
姿勢治療家HEAD OFFICE
浅川 修一郎です。
「腰のヘルニアを悪化させるのが怖くて、腰を丸めて使っていました・・・。」
またまたこんな間違った使い方に出会ってしまいました。。。
実は腰のヘルニアを悪化させないためにも正しい姿勢が大切です!
今回も構造の観点からお伝えしていきます^^
腰のヘルニア=腰椎椎間板ヘルニアって?
腰椎椎間板ヘルニアとは脱出した椎間板組織が神経根を圧迫して腰・下肢痛を引き起こす病態
(参照 標準整形外科学 第10版 476p 1.腰椎椎間板ヘルニア)
椎間板が飛び出て、神経に悪さをして、腰や脚の痛みを感る状態です。
*ヘルニアになっていても症状の出ない方もいます。
そもそも椎間板ってどこ?なに?
椎間板は背骨の骨(椎体)一つ一つの間を繋ぐように存在します。
構造は線維とゼラチンの構造を合わせたような軟骨で、緩衝材の役割をしています。
*図で言うと、緑色の骨と骨の間にある灰色の箇所が椎間板です。
なぜ椎間板は飛び出してしまうのか?
まず椎間板は背骨の中の緩衝材です。
日々、背骨にかかる重力などの圧を受け止め、分散してくれています。
凄いですね^^
実は「正しい姿勢が大切ですよ」とお伝えしている理由の一つにこの構造が関係しています。
立っている時や座っている時、背骨を正しいS字カーブでカラダを使っていると、圧力は椎間板に均等にかかっています。
しかし、腰を丸めるような座り方をしていると、椎間板の前側にかかる圧力が高まり、後方へと圧力を逃がそうとします。
そのような使い方が続いた結果、椎間板は後方へと変性してきます。
また、スポーツや重いものを持ったりと、強い外力が加わることにより脱出することがあります。
腰のヘルニアが酷くなるとどうなるの?
まずは椎間板の脱出によって神経根が圧迫され、腰部や下肢に痛みが生じることがあります。
椎間板の変性が更に進むと、神経の通り道がさらに狭くなり、休み休みでないと歩けない神経性間歇跛行を呈するようになります。
「1mを1秒で歩けていますか?」でもご紹介した”横断歩道を青信号で渡り切る”という事が困難になります。
*程度によっては手術が必要なケースも出てきます。術後でもカラダの使い方が変わらない方は、再発するケースも見られます。
ではどうするか??
そろそろ皆さんお気づきの通り
やっぱり”姿勢”です^^
正しいカラダの使い方を生活に取り入れて
疲れないカラダ、壊れないカラダ
やりたいことがやりたい時に出来るカラダを作りましょう!!
ご来院頂くか、姿勢作法入門講座にて正しいカラダの使い方をお伝えしています^^
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