【簡単解説】疲れない座り方の3つのポイント!!

日本姿勢構造機構 理事
姿勢治療家HEAD OFFICE
浅川 です。

今回のテーマは疲れない座り方です。


「何となく疲れる」
「何となく怠い」
「何となく痛い」

普段の生活で感じることはありませんか?
このような症状の多くは、カラダの使い方に問題があります。

 

診療中にこのような会話をしています。

患者さん「最近、座っていると腰が疲れるんです…。」

浅川「普段どうやって座っていますか?」
患者さん「割ともたれかかるような…こんな感じですかね。」

浅川「座っている時に腰を使い過ぎているかもしれませんね。」
患者さん「使い過ぎてるってどういうことですか??」

浅川「座っている時に、身体を支える負荷が腰に集中しているということです!」
患者さん「あぁ~。なんとなくわかるかも…。」

 

 

疲れるカラダを変えたいなら、まずは疲れる原因を把握することが大切です。
原因を見つけなければ、”疲れ”から脱出できません…。

では、疲れる座り方から解説していきます!

 

疲れる座り方

○○が疲れる、怠い、硬い、気になる、痛いは、その部位を使い過ぎているサイン。
カラダを支える負荷が、特定の部位にかかっています。

例えば、腰が疲れる時。

このような座り方は腰が支点になります。
支点となった腰の筋肉には、引き伸ばされる負荷が集中します。
負荷がかかり続けた筋肉は、損傷し、硬くなっていきます。
硬くなった筋肉は、血液の流れが悪くなり、代謝機能が低下します。
関節可動域の低下も起こり、動きづらく、疲れやすい腰の完成です。

 

いかがですか?
自分の座り方を思い出してみて下さい。

偏った負荷のかかる座り方になっていませんか??
それが疲れる座り方です!

疲れる原因を知ることが、疲れないカラダへの第一歩です。
疲れる原因が分かったところで、次は疲れない座り方に行きましょう!!

 

疲れない座り方

疲れない座り方の手順はです。
1.足を使う
2.坐骨で座る(骨盤から起こす)
3.背伸びをする

1.足を使う

座る時は右足、左足、骨盤の3点でバランスをとります。
当たり前のようですが、意外と知らないことです。
腰が疲れる時、足を使えおらず、腰でカラダを支えています。

脚を組んでいませんか?
足を椅子の座面の下に潜り込ませていませんか??
椅子の上にあぐらのように乗せていませんか??

・両膝の間は拳2つ分空ける

・かかとは膝の真下に置く

 

上記2点に気をつけて、足を使う意識を持ちましょう!

 

2.坐骨で座る(骨盤から起こす)

エラー動作が起きやすいのがココ。
”姿勢を良くしよう”と腰に力を入れて姿勢を保つのは誤りです。
逆に疲れてしまいます。

疲れない座り方では、骨盤から動かすことが重要。
骨盤から起こす(お尻を持ち上げる)ことで、座面に坐骨が当たるように座ります。

これで右足、左足、骨盤の3点でカラダを支えることが出来ます。

 

3.背伸びをする 

背伸びは、背骨を本来の緩やかなS字カーブに近づける簡単な動作。
背骨の土台である骨盤が正しい位置(2.坐骨で座る)になった状態で行いましょう。

 

以上が疲れない座り方の手順。
姿勢を保つ時は、腰に力を入れるのではなく、上に伸びることが重要です!

 

更に疲れない座り方について学びたい方はこちら↓↓

実践している疲れない座り方が正しいか確認したい場合はこちら↓↓

 

 

初めは簡単に姿勢が崩れてしまうでしょう。
今までの人生で培ってきたカラダの硬さ、動きづらさがあるから当然なんです。

初めからスッと出来る人はなかなかいません。
「姿勢は崩れてもOK!!気づけたら直せば合格!」くらいに捉えて実践してください。

1日の疲れ方が変わってくるのを少しずつ実感出来るはずです。

 

疲れない座り方を身につけて、カラダが楽な一日を送りましょう~^0^

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

浅川修一郎
浅川修一郎
資格:
はり師/ きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/ARTプロバイダー

趣味:
フットサル/ランニング/サーフィン(今後の趣味にしていきたい)

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