日本姿勢構造機構 理事
姿勢治療家HEAD OFFICE
浅川 修一郎です。
今回のテーマは歩行です。
歩いていて、「色んな人に抜かれるようになったなぁ…。」と感じ始めてせんか??
特に不調を感じることもないけど、なんとなく嫌ですよね。
歩いていて人に抜かれると言うのは、カラダの機能が落ちているサインでもあります。
「色んな人に抜かれるようになったなぁ…。」と感じている方々にこのような質問をする時があります。
「歩いている時にお腹の下に力が入っている感覚はありますか?」
するとこのように返ってきます。
「力入っている感覚…ないです。」
「お腹の下の方って力入るのを感じたことないんですけど。」
「そもそも力入るんですか?」
からこのように続きます。
「最近、下っ腹がぽっこりしちゃって…(笑)」と恥ずかしそうに教えて頂く事も。
上記のような感覚の時、歩く時にお腹を使えていない可能性ありです!
骨格では、骨盤の前傾が強まっています。
それに伴い、脊柱は大きく2つのパターンに分かれます。
1つ目は、骨盤の前傾に追従して、脊柱も前に傾く姿勢。
2つ目は、骨盤の前傾に逆らって、脊柱は正中線を保とうとし、腰椎を過前弯させる姿勢。(いわゆる反り腰です)
上記のような姿勢ですと、下腹部の出力が低下し、体幹部と下肢の連動が低下し、下肢に依存した歩行になります。
すると、歩幅が狭くなったり、足が疲れやすくなったり、膝を痛めたり、外反母趾になる可能性もあります。
ではどうすればいいでしょうか??
ポイントは”恥骨”。
恥骨はお臍から真下に向かって辿ると触れる骨盤の一部です。
立位時に恥骨をわずかに前に出すと、骨盤の前傾を修正することが出来ます。
骨盤が正中位になると、下腹部の出力が高まります。
いかがですか?お腹の下に力は入りましたか??
下腹部に力が入ったら、そのまま歩いてみて下さい。
いかがですか??脚が出やすくないですか?
それが体幹部と下肢が連動している状態です。
”恥骨”の意識に加えて、背伸びが出来ると尚良しです!
”恥骨”が分からない方、どう動かせばいいか分からない方。
周囲の筋肉などの組織が動きづらくなっている可能性があります。
是非いらして下さい!
一緒に歩きやすい身体になりましょう^^
投稿者プロフィール
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資格:
はり師/ きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/ARTプロバイダー
趣味:
フットサル/ランニング/サーフィン(今後の趣味にしていきたい)
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