姿勢が変わると人生が変わる
第34回 : 足首がかたくなると疲れやすかったりむくんだりします
今回取り上げるのは、女性ラジオリスナーさんのお悩みです。
「足首のかかと側がとても硬くって……」
「一年ほど前から、ジャズダンスとバレエを習い始めました。
柔軟性アップはしたものの、かかとを床に着けてしゃがむことができません。
足首から曲げるフレックスの状態も苦手です。
後ろ側、つまり、かかと側を柔らかくするにはどうすればよいですか?」
フレックスは、ダンス用語ですね。
つま先を持ち上げて、足首を90度以上曲げ、
身体の方に寄せる動きを呼びます。
この女性ができない一番の理由。
それは、これまでの人生で足首を曲げる機会が
少なかったことではないかと思います。
小学校の時からダンスをしていれば違うのですが、
始めたのは一年ほど前とのこと。
加えてこれまで、<かかとの高い靴を履く頻度が高かったのでは>と想像します。
だから、足首の返る角度が狭いのでしょう。
そこでおススメのアドバイスを2つ。
①アサヒ“ストレッチングボード”
フラットな台から徐々に角度がつけられるようになっていて、
自分の体の硬さに合わせたストレッチができる商品です。
なんとかおしりがまっすぐでいられる角度に合わせ、
台の上に立つことで足首がよりフレックスになります。
その状態で、息を吐きながらの上半身ストレッチ。
毎朝夕、一回三分でOKですよ。
②1.5倍の効果がある開脚
かかとをより遠くに押し出すようなイメージで行うと、
太もも裏の筋肉(ハムストリング)がより伸びます。
足首の動きは、ふくらはぎの筋肉と直結しています
動かす回数によって、ふくらはぎの血液が心臓に戻る量と比例するんですね。
むくみを解消するための最大の鍵だというわけ。
毎日の工夫で、足の可動範囲を広げることは可能です。
【ポイント】
ハイヒールを愛用している女性に、足首の硬い人が多いです。
動かせない部分を動かすことが大事! 将来の歩ける年数も変わってきますよ。
(この記事は姿勢治療家(R)仲野孝明ラジオ 聴くだけで、体に効く。
【姿勢が変わると、人生が変わる。】第34回目エピソードを再編集したものです)
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