正座をする時に用心深くなっているのは膝の関節が狭くなっているサイン!?|姿勢治療家が伝える正しいカラダの使い方【骨格】

日本姿勢構造機構 理事
姿勢治療家HEAD OFFICE
浅川 修一郎です。

今回のテーマは膝です。

先日の診療で「合気道で正座をしたり、立ち上がったりする時に、膝が痛くなっちゃうのでかなり注意深く動いています。」と言う症状の方がいらっしゃいました。

その方の膝の状態を確認すると…

膝関節
屈曲可動域 右 残10度(踵をお尻まで曲げた時の大腿骨と脛骨のなす角)
左 残5度
伸展可動域 右 130度(踵からお尻から離すように伸ばした時の大腿骨と脛骨のなす角)
左 140度
*既往歴…右膝関節半月板損傷、右脛骨腓骨の遠位端骨折

どちらの膝も曲げきること、伸ばしきることが出来なくなっていました。
かつて半月板を怪我していたこともあり、右膝関節の可動域がより低下していました。

膝関節周囲の筋肉を確認すると、腓腹筋やハムストリングと呼ばれる膝を曲げる筋肉、内側広筋と呼ばれる膝を伸ばす筋肉が硬くなっていました。

かつて右足関節を骨折したり、右膝関節半月板を損傷したりと、動かせない保存期間があったこと。
実は、最近山に登って、その時に下腿が凄く疲労したこと。
それらのことが重なり、膝関節周囲の筋肉が硬くなり、関節可動域が制限され、「正座の時に注意しながら動いている」という状態になってしまったようです。

 

正座をする時に用心深くなっているのは、膝の関節が狭くなっているサインです。
筋肉、筋膜などの軟部組織を治療して、膝関節の関節可動域を改善して、スムーズに正座を出来るようにしましょう^^

 

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