日本姿勢構造機構 理事
姿勢治療家HEAD OFFICE
浅川 修一郎です。
今回は運動がしたくなる心とカラダのお話です。
先日ポッドキャストで、当院院長である仲野先生が「運動を始める為の4つのステップ」についてお伝えしました。
ご来院頂くクライアントさんでも、4つのステップを辿って運動を始め、続けられる方が多くいらっしゃいます。
皆さん4つのステップを辿る前に仰るのは「カラダが動かしやすくなって、楽になってきた。」ということ。
カラダが楽になってきたからこそ
「1時間散歩始めました^^」
「走り始めました」
「週末、山行っちゃいました~」など
運動を始めたご報告して頂けています。
どうやら「運動をしたい」という気持ちになるには、【step0.動かしやすいカラダになる】ということが必要なようです。
姿勢治療家は【step0.動かしやすいカラダになる】為に、6health【姿勢(構造)】【運動】【睡眠】【食事】【精神】【呼吸】を大切にしています。
中でも【姿勢(構造)】は、得意分野です^^
【姿勢(構造)】には、カラダが動かしやすくする大事な要素が大きく3つあります。
①正しいカラダの使い方(骨格)
②関節の可動域
③筋の出力
①正しいカラダの使い方(骨格)
カラダを動かすとは関節・骨を動かすと言う事です。
カラダを動かすには<筋肉の収縮→関節の屈曲・伸展→骨が動く>このような順序があります。
関節・骨を動かすにも負担のかかる使い方、負担のかからない使い方があります。
この内、特定の箇所ばかりに負担のかからない使い方が”正しいカラダの使い方”です。
例えば、座っている時
腰を後弯させたC字カーブで座る
→これは脊柱を支えるのに腰部の筋肉や関節ばかりを使うので、一か所に負担のかかる使い方です。
腰を緩やかに前弯させたS字カーブで座る
→脊柱を支えるのに腰部だけでなく腹部も使えるので、全体で負担を分散できる使い方。これが”正しいカラダの使い方”です。
”正しいカラダの使い方”が出来るよう、デスク周りなどの環境を整えることも大切です。
②関節の可動域
”正しいカラダの使い方”をするには関節の十分な可動域が必要になります。
例えば、座っている時
股関節の十分な屈曲・伸展可動域がない場合
→椅子の座面に対して、骨盤のニュートラルポジションを取れず、後傾して脊柱がC字カーブになる
腰椎の十分な屈曲・伸展可動域がない場合
→骨盤がニュートラルなポジションでも、腰椎の緩やかな前傾を作ることが出来ず、脊柱がC字カーブになる
”正しい姿勢”をとろうとしても、どこか難しさを感じてしまうのは、関節の可動域が狭くなっているサインです。
難しさを感じたポイントが、改善すべき関節でもあります。
③筋の出力
”正しいカラダの使い方”を保つためには、筋力が重要になってきます。
例えば、座っている時に
「正しく座れてはいるんだけど、30分くらいで保てなくなる」
そんな感覚は、筋力が低下しているサインです。
カラダをある位置に保つためには、相応の筋力が必要となってきます。
座る時間が長い方は、特に腹部や臀部などのストレングストレーニングが不可欠になってきます。
なかなか運動を始められない、続かないという方は【step0.動かしやすいカラダになる】を飛ばして、運動を始めているかもしれませんね!
是非、①②③、特に①から【step0.動かしやすいカラダになる】為にチャレンジしてみましょう^^
投稿者プロフィール
-
資格:
はり師/ きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/ARTプロバイダー
趣味:
フットサル/ランニング/サーフィン(今後の趣味にしていきたい)
最新の投稿
- 呼吸2024年3月14日呼吸を深くするには?
- 浅川修一郎ブログ2024年2月21日疲れない足の使い方 【階段編】
- 浅川修一郎ブログ2024年2月14日慢性的な睡眠不足を変えるには?
- 浅川修一郎ブログ2024年1月31日首肩に疲れをためないデスクワークでのカラダの使い方